Generative AI
文章や画像を作るAIは、どこまでできるのでしょうか。
生成AIの意味を知ると、AIとの違いや使いどころが見えてきます。
この記事のポイント
- 生成AIは、文章や画像などを新しく作るAI
- AIは広い言葉で、生成AIはその中の一分野
- 生成AIの答えは、いつも正しいとは限らない
生成AIとは?まずは結論から。
生成AIとは、文章・画像・音声・動画・プログラムなどを新しく作るAIのことです。
英語では「Generative AI(ジェネレーティブAI)」。
「Generative」は、「生成する」という意味の言葉です。
少しむずかしく聞こえますが、最初は「新しい文章や画像などを作るAI」と考えれば十分ですよ。
たとえば、文章を要約したり、画像を作ったり、メール文を考えたりできます。
ただし、生成AIの答えは自然に見えても、いつも正しいとは限りません。
生成AIとAIの違いは?
では、生成AIとAIは何が違うのでしょうか。
まず押さえたいのは、AIは特定のサービス名ではないということです。
AIは、人間の判断や作業をコンピューターで支援するための技術を指します。
その中でも、文章や画像、音声、コードなどを新しく作る分野が生成AIです。
つまり、AIという広い言葉の中に、生成AIがあります。
ここは分けて考えると、かなり整理しやすくなります。
AIには、作るものだけでなく、見分けるもの、聞き取るもの、予測するものもあります。
| 種類 | 主な役割 |
|---|---|
| 生成AI | 文章、画像、音声、コードなどを新しく作る |
| 画像認識AI | 写真や画像に写っているものを見分ける |
| 音声認識AI | 人の声を文字に変える |
| 推薦AI | 動画や商品などをおすすめする |
| 予測AI | 売上や天気などを予測する |
普段の会話では、ChatGPTのようなサービスを「AI」と呼んでも通じます。
ただし、正確に整理すると、ChatGPTは生成AIを使った代表的なサービスの一つです。
生成AIはどんなときに使う?
生成AIは、文章や画像を作るだけの道具ではありません。
ここで大事なのは、文章を作るだけでなく、考えを整理する場面でも役立つことです。
たとえば、次のような場面で使われます。
- 文章を作る
- 長い文章を短くまとめる
- アイデアを出す
- 画像を作る
- メール文を整える
- プログラムの案を出す
- 会議メモを整理する
仕事だけでなく、学習や日常でも使えます。
たとえば、難しい説明を読んでわかりにくいとき。
生成AIに言い換えを頼むと、理解のきっかけになることがあります。
ただし、出てきた説明をそのまま信じるのは避けましょう。
確認しながら使うことが大切です。
生成AIの具体例には何がある?
生成AIの例として、よく知られているものにChatGPTがあります。
ChatGPTは、文章でやり取りできる生成AIサービスの一つです。
質問に答えたり、文章案を作ったりできます。
ここで誤解しやすいのが、「ChatGPT=生成AI」ではないという点です。
生成AIには、画像を作るもの、音声を作るもの、動画を作るもの、コードを書くものもあります。
無理に全部覚える必要はありません。まずは、作れるものがいくつかあると押さえておきましょう。
作れるものの種類で整理すると、次のようになります。
| 作れるもの | 例 |
|---|---|
| 文章 | 要約、説明文、メール文、アイデア出し |
| 画像 | イラスト、写真風画像、図解 |
| 音声 | ナレーション、読み上げ音声 |
| 動画 | 短い動画、映像案 |
| コード | HTML、CSS、プログラムの下書き |
つまり、生成AIは文章だけのAIではありません。
「何を作るか」によって、使われ方が変わります。
生成AIでよくある誤解
ここは、とても誤解しやすいところです。
生成AIでよくある誤解は、「AIだから正しい」と考えてしまうことです。
生成AIは、自然でそれらしい文章を作るのが得意で、あなたの利益になるような答え方を好みます。
そのため、その内容が正しいとは限りません。
たとえば、存在しない情報を本当のように書くこともありますし、あなたがこんなこと知りたいのでは?と考え都合のいい答えを書いてきます。
このような間違いはハルシネーションと呼ばれます。
では、どう使えばいいのでしょうか。
生成AIは、人間の代わりにすべて判断するものではありません。
下書きや整理には使えますが、最後の確認や判断は人が行う必要があります。
もう一つ、入力する情報にも注意が必要です。
特に次のような情報は、そのまま入力しない方が安全です。
- 氏名や住所などの個人情報
- 本人確認書類の画像
- 会社の機密情報
- 公開してはいけない資料
たとえば、申込書や本人確認書類の画像をそのままAIに入れるとします。
その場合、氏名、住所、生年月日、書類番号などまでAIサービスに入力することになります。
入力した内容は、サービスの仕組みや設定によって保存・処理される場合があります。
AIに相談するときは、個人情報や公開してはいけない情報を消してから使いましょう。
生成AIを理解すると何がわかる?
生成AIを理解すると、AIでできることと注意が必要なことを分けて考えやすくなります。
まず、生成AIが得意なのは次のような作業です。
- 下書きを作る
- アイデアを出す
- 文章を言い換える
- 情報を整理する
- たたき台(下書き)を作る
一方で、次のような場面では注意が必要です。
- 最新情報の確認
- 正確な事実確認
- 法律や医療などの専門判断
- 個人情報や機密情報の扱い
ここで大事なのは、生成AIを「正解を決めるもの」と考えすぎないことです。
考える材料を出してくれる道具として使うと、判断しやすくなります。
生成AIでよくある質問
生成AIとChatGPTは同じですか?
同じではありません。ChatGPTは、生成AIを使った代表的なサービスの一つです。
生成AIの答えは正しいですか?
いつも正しいとは限りません。自然な文章でも、事実と違う内容が含まれることがあります。
生成AIは何でも作れますか?
何でも作れるわけではありません。得意分野や品質には差があるため、確認しながら使うことが大切です。
関連用語
関連して知っておきたい用語は次の通りです。
- AI
- ChatGPT
- LLM(大規模言語モデル)
- プロンプト
- ハルシネーション
AI用語に迷ったときは、AI用語辞典で基本の言葉を確認できます。
まとめ
生成AIとは、文章・画像・音声・動画などを新しく作るAIのことです。
まず押さえたいポイントは、次の3つです。
- 生成AIは、AIの一種
- 文章や画像などを作ることが得意
- 正しいとは限らないため、人間の確認が必要
AIは、人間の判断や作業をコンピューターで支援するための技術です。
その中でも、文章や画像、音声、コードなどを作る場面で使われるのが生成AIです。
まずは、下書きやアイデア出しなど、確認しながら使える場面から試すのがおすすめです。
